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マンション大規模修繕工事(千葉県市川市)

AFTER

BEFORE

昨年末に竣工しました分譲マンションの大規模改修工事の施工事例です。こちらのマンションの大規模修繕工事を施工することとなったきっかけは、着工の約1年程前に当社に、こちらのマンションの管理組合様から建物点検のご依頼を頂いたことに遡ります。当社では営業地域の建物でしたら建物点検~報告書の作成まで無償で対応させて頂いております。(コンクリート中性化試験等一部有償対応のものもございます)。
一度、経験されないと大規模修繕工事で何が行われているのかは分からないと思います。 こちらの施工事例をご覧になって頂けれる方には、少しでも工事現場のリアルさが伝わればと思います。

住所

千葉県市川市南八幡

建物種別

マンション

建築年数

12年

工期

3ヶ月

総工費

約2,800万円(税抜)

マンションの改修工事では、居住者様がお住まいの中で工事をすることとなりますので、そのことで様々な問題が生じます。こちらはマンションに併設されている機械式駐車場です。今回の大規模修繕工事で駐車場の出入り口に足場が設置されてしまい出入庫が困難になることや機械式駐車場の塗り替え作業も施工しますので、工事期間中は外部の月極駐車場に移動して頂くことになりました。

こちらは工事期間中に我々工事業者が使用する電気のコンセントです。ほとんどの場合、マンションの廊下などの共用部分にはメンテナンス作業用のコンセントが設置されておりますが、大規模修繕工事の場合は仮設の電源を設置いたします。この仮設電源はマンションの電気回路とは一切関係ありませんので、万が一作業用の電動工具を使用中に漏電してもマンションにご迷惑がかかることはございません。

マンションの外壁を修繕する際に問題になりますのが、補修するタイルの色柄です。マンションにおける1回目の大規模修繕でも最低でも12年目に実施することになるので、当時販売されていたタイルは販売を継続している商品かは怪しいものです。また設計に凝ったマンションですと新築時にそのマンション用に特注の色柄のタイルを発注して使用しているケースもございます。こちらマンションでは新築時に使用した余りのタイルが倉庫に保管されておりました。しかしこのマンションでは外壁タイルの色柄を数種類使用しており、在庫として余っていたタイルだけでは枚数が足りずに新たに現状の色に合わせて調色したタイルを発注することになりました。

この写真のようにタイルの不規則な不具合部分のみが新しいタイルに交換されるので色が合わないと気になる方がいるかも知れません。また色はほぼ同じでも、タイル表面の質感が凸凹していると影ができていまい実際の色より濃く見えてしまいます。

建築基準法の斜線制限により、やむなく斜めになってしまった外壁にアスファルトシングルという屋根材が新築時から施工されており、その塗装作業中の様子です。こちらは表面の塗装を塗り直すことで延命させることができますが、経年劣化によって屋根材が反り返ってしまったりすれば漏水の危険性が高まります。また接着剤で貼り付けてあるため、接着力の低下による屋根材の剥がれが懸念されるます。ですので概ね2回目の大規模修繕時には材料自体の貼り替えも検討する必要がございます。