更新日:2024.09.30

まさに寝耳に水!1年後の大規模修繕実施に向けて話し合うことに

多くのマンションにおいて、長期修繕計画では12年に1回の大規模修繕工事が予定されております。

ご相談いただいたこちらの管理組合様でも、築12年で大規模修繕工事が予定されておりました。予定工事の予算を確保するには、本来現状に照らし合わせて定期的に積立金を値上げしていくことが必要な状況でしたが、これまでそういった対応を行っていなかった管理組合様は、想定外の出来事に戸惑われました。もし当初の予定通りの大規模修繕工事を実施するには、各区分所有者様からの一時負担金(1世帯当り数十万)か金融機関からの借り入れをするしか選択肢がないように思われました。

当社からのご提案。工事内容の仕分けを実施し予算内での無理のない工事の実施

築12年が経過したからと言ってマンションのどこもかしこも一斉に悪くなる訳ではありません。すなわち工事の種類ごとに優先順位をつけて予算に合わせたパッケージプランを設計するのです。長期修繕計画はあくまでも目安です。具体的には外壁や屋上防水の修繕を先行して実施し、劣化状態が比較的に見受けられず漏水などの事故に繋がりにくい廊下や階段床面のシート貼り替え工事は、見送ることとして予算内で工事を実施することが可能になりました。

毎月コツコツためているのに一時負担金の徴収や借入れなど基本的にあってはならないと弊社では考えます。それではせっかく長期修繕計画があっても無意味なものです。

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