株式会社アービック建設

工事前のアスベスト含有調査のためのサンプル採取状況です。大規模修繕工事で発生する廃棄物のうちでアスベスト含有の可能性があるものは、塗膜、タイル下地調整材(タイルを剥がすと付いてきます)などです。調査の結果アスベストが含まれていれば相応に処理する必要があります。またみなし処分という方法もあり、調査はせずにアスベストが含まれていると想定して撤去作業並びに処分することも可能です。

高層マンションのため落下物養生は２段設置しております。

隣地とのクリアランスがほとんどなく、足場を設置するにあたりお隣の不動産所有者様に足場越境の許可を頂く必要がございました。

大規模修繕で使用する補修タイルは、マンションに在庫が余っていれば極力それを使用させて頂き、在庫が無ければ色合わせの上で特注製作をします。こちらのマンションでは修繕費用の予算に上限があったためコストダウンの一環として汎用品を使用いたしました。現場は複数色のタイルを使用している建物なので多少色味に相違があったとしても、ほとんど見分けがつきません。

屋上防水は塩ビシート防水機械固定工法を採用致しました。

この建物は壁面の適切な位置に目地が設けられていないため、クラック(ひび割れ)が発生しやすい構造となっておりました。改修工事後も同じ状況とならないように目地を新設しました。