施工実績
WORKS- 所在地
- 市川原木中山
- 建物種別
- 区分所有マンション
- 工事箇所
- 外壁
- 工期
- 5か月
足場組立中の様子です。こちらの物件は敷地が広く、工事前に住人様のお車の敷地外への移動を管理組合様が主体となって手配して頂けたので作業のしやすい現場でした。
廊下天井部分のコンクリート爆裂部分です。茶色く錆びた鉄筋が露出しております。天井部分は補強筋に対するコンクリートのかぶり厚が取れていないことが多く爆裂は発生しやすい部分です。
エキスパンジョイン部分のシーリング打ち替え工事を行いました。エキスパンションとは建物をあえて連続させず接合部分を設けることで地震等の影響を少なくするためのものです。新しいシーリングを施工するために既存シーリングを撤去したところ、この金物自体の固定が弱くなっていることが分かりました。必要な補強を行いシーリング押えることで固定を強固にすることが出来ました。こいった本来工事仕様書には記載されていない部分のチェックと対策をすることで工事品質を向上させることが出来ます。
バルコニーの外壁塗装の様子です。窓ガラスにはビニルシートを貼っておりますが、塗装作業には数日かかりますが、都度ビニル養生の貼り直しを行っていては効率が上がらないので、塗装完了までは養生は貼ったままにさせて頂きました。ただし作業翌日が休日の場合は一度ビニル養生を外し、存分に洗濯物を干して頂きます。こいったバルコニーの使用を制限することが大規模修繕工事では、度々発生いたします。
元はウレタン塗膜防水で仕上げてあったバルコニー床面ですが、今回の大規模修繕工事では塩ビシート防水へと仕様変更をしております。床面にひび割れが発生しやすい構造の建物では、塗膜防水よりシート防水の方が耐久性が上がります。
住戸玄関扉の表面劣化をダイノックフィルムという塩ビ化粧シートを貼ることで改修しております。近年では玄関扉はカバー工法で交換することが修繕工法の主流ではございますが、ご予算や工事目的によって様々な修繕方法をご提案させて頂きます。
こちらのマンション様では過去数回の大規模修繕工事をご経験され、その蓄積されたご経験によって無駄のない修繕計画を立てられておりました。工事の要不要を適切に見極め適切なコスト配分となっていたと思います。建物は風雨に晒される部分とそうでない部分とではそれぞれ劣化度合いが違ってきますので、それを一つの基準とすることで工事の優先順位を設定することができます。ぞれぞれのマンションには何通りかの修繕内容があると思いますので、お客様においては様々な観点から検討して頂ければと思います。