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マンション1棟リノベーション工事  【市川市】 事業用マンション

AFTER

事業用マンション リノベーション後

BEFORE

事業用マンションのリノベーション工事の事例です。今回は室内の工事だけにとどまらず、マンションの共用部分も大々的に改装いたしました。こちらの現場は築40数年のマンションでございまして、経年による物理的な劣化と年月の経過による設備の陳腐化(時代にそぐわない)が進み賃貸用マンションの市場から淘汰されつつありました。築年数を考慮し建て替えも検討されましたが、現在に法規に照らし合わせて設計しますと、建物の規模が縮小されてしまい賃貸マンションとしての収益が減ってしまうことが判明しました。そこで建物の耐震診断を実施し、構造体(コンクリート)自体の強度は確保できていることと、耐力壁の設置や外壁改修工事などの補強・補修工事を行えば、建物として使えることが確認できました。
そのような様々な段階を踏んで検討を重ねた結果、マンションの建て替えではなく既存の構造体を生かしつつ今の時代にあった建物へ再生させるリノベーション工事を実施することになりました。

住所

千葉県市川市

建物種別

マンション

建築年数

48年

工期

10ヶ月

マンションのメインエントランスです。今では普及が進んでいるオートロック設備が設置されておりません。

露出された配管や室内に設置された給湯器のは吸排気口が、煩雑な印象となっております。

室内の様子です。今では毛嫌いされる方も多い和室がございます。また入退去の際に、何度もリフォームされておりますが、まだ建築当時の和式便器のままの部屋もございました。

こちらの建物は4階建てとなってますが、エレベーターがございませんでした。後付でエレベーターを設置するとなるとクリアすべき様々な問題が生じますが、建物を新築マンション並みのグレードに引き上げるにはエレベーターは必須です。今回ほかのお部屋はすべて1LDKとなっておりますが、エレベーターを設置するために角部屋を1Rとしてエレベーターの昇降路を確保しました。

中々撮影することができない写真ですが、エレベーターのかごをマンションの屋上から撮影した写真です。エレベーター設備は小型が進んでおり、以前はエレベーターの昇降路とは別に、1階や屋上に機械室(制御盤やエレベーターのモーターを格納する部屋)が必要でしたが昇降路の中にすべて格納することができました。

内装材や設備機器を解体処分し、剥き出しになったコンクリートの様子です。こちらの建物はラーメン構造といって室内は柱と梁で荷重を受けて上階を支える構造ですので室内の壁は取っ払うことができてリノベーション後の間取りもある程度自由に設計することができます。

壁面の断熱材(発砲ウレタン)の吹付け後の様子です。現在では当たり前に施工されておりますが、こちらが施工されてないとコンクリートが結露してしまい室内にカビが繁殖してしまうようなこともございます。また入居中では工事をすることが中々難しい、床下の給水・給湯・排水管もすべて新品に交換しております。

エントランスホールの写真です。自動ドアの外にわざわざ鍵を持ってでなくても、郵便物を取り出せるように配慮しております。

共用廊下の様子です。剥き出しになっていた配管は、天井に梁型を造作し隠ぺいしております。玄関扉、窓サッシは全て新品です。

居住スペースの写真です。賃貸マンションでは、入退去の際には、必ずリフォームが発生します。床材には傷がつきにくくメンテナンスも容易なフローリング調の塩ビタイルを選定しております。こちらは一定の大きさのタイルを接着剤で貼り付けてあるだけのため、容易に張り替えることができます。フローリングよりはグレードは落ちますがコストパフォーマンスを考えればベストな選択です。

室内は部屋タイプごとに内装材を変えておりますが、ほとんどのお部屋は市場ニーズが高いと言われている1LDKです。

事業用マンション リノベーション後